新潟県神社探訪

八幡宮(村上市北新保〈きたしんぼ〉)

村上市北新保の八幡宮
八幡宮は,JR(羽越本線)岩船町駅の南西3キロメートルに鎮座する。
境内の入り口には「鎮守八幡宮」という石標が建っている。
「神社明細帳」(明治十七年)に「岩舩郡北新保村字砂山 無格社・八幡宮」とある。
明治四十年(1907),村内の大山祇神社(大山祇命)を合併した。
享保二十年(1735)の「新保村明細帳」には「神明宮」「若宮」「山神社」の三社の名が見える。
村上市北新保の八幡宮社殿北新保の八幡宮拝殿彫刻
北新保の八幡宮本殿
入母屋造りの拝殿と流れ造りの本殿という典型的な様式である。

北新保の八幡宮境内の神明宮
境内に比較的大きな社殿が建っている。瓦葺きであるが神明造りである。
「神社明細帳」は,八幡宮の境内社として「神明宮」(天照皇大神)を記録しているが,これであろう。

(新潟県村上市北新保273)
2007.7.7


旧神林村神社