山神社(やまがみしゃ)は,JR(羽越本線)加治駅の東8キロメートル,小出川上流の五斗蒔地区に鎮座する。
「神社明細帳」(明治四十年)に「北蒲原郡菅谷村大字小出 無格社 山神社」とある。
「明細帳」によると,祭神は大山祇命,「凡三百年以前」の創立とする。
『新発田市史』(民俗上)は永享年間(1429-1440)の創立とし,山ノ神,神明,稲荷,猿田彦を祭神とする。
石の鳥居には,昭和二十七年の銘がある。
社殿は瓦葺きの入母屋造りで,傷みも少ない。
本殿の屋根に「三」字紋が見える。
(新潟県新発田市小出五斗蒔1144の2)
2007.7.28