新潟県神社探訪

諏訪神社十二神社合殿(南魚沼市美佐島〈みさじま〉)

美佐島の諏訪神社鳥居
諏訪神社十二神社合殿は,JR(上越本線)六日町駅の北東1.5キロメートル,魚野川左岸の旧南魚沼郡六日町の美佐島地区に鎮座する。
「神社明細帳」に「南魚沼郡美佐島村字野田ノ道 無格社・諏訪神社十二神社合殿」とある。
はじめ魚野川対岸の諏訪山に諏訪神社が鎮座し,また十二原と称する場所に十二神社が鎮座した。その二社を元和三年(1617)に現在地に遷座したのが当社であるという。
祭神は,健御名方富命,八坂刀賣命,大山津美神である。
大正十三年には雨池の地に祭られていた正一位雨池稲荷大明神(由緒不詳)を当社境内に遷した。
美佐島諏訪神社狛犬(吽)美佐島諏訪神社狛犬(阿)
参道入り口の狛犬の台座に「大正十一年」の刻銘がある。

美佐島の諏訪神社境内
左は雨池大明神の祠である。
美佐島の諏訪神社社殿正面美佐島の諏訪神社拝殿装飾

美佐島の諏訪神社拝殿前狛犬(吽)美佐島の諏訪神社拝殿前狛犬(阿)
拝殿前の狛犬の台座の銘は摩滅しているが「明治八年」のように読める。
境内にはほかに榛名大明神,古峰大神などの石祠も祭られている。

(新潟県南魚沼市美佐島)
2007.9.9


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