
物部神社は,JR越後線・礼拝(らいはい)駅の南東1.2キロメートル,旧西山町の二田地区に鎮座する。
朱塗りの鳥居は,礎石からずれて建っている。新潟県中越沖地震(2007年7月16日)の後遺症である。
当社は「延喜式」所載の「物部神社」(三嶋郡六座の一)に比定される古社である。二田天物部命(ふただあめのもののべのみこと)を祭神とし,物部稚桜命と健御名方命を配祀する。
社伝によると,二田天物部命が,天香山命(弥彦神社祭神)とともに出雲崎の尼瀬から上陸してこの地に居住して薨じたという。
室町,戦国期には越後各地の領主から崇敬され,徳川期には当地が天領となった関係で将軍家とのつながりも続いた。
大正二年(1913)には県社に列せられた。

拝殿は奥の深い妻入様式である。


拝殿向拝の細部。

拝殿は江戸期,本殿(三間社流造,桟瓦葺)は十五世紀後期(室町期)の作とされる。

(新潟県柏崎市西山町二田)
2007.10.13