
草苅神社は,旧羽茂町の羽茂本郷に鎮座する。
創立の時期は不明だが,弘仁二年(811)あるいは天慶五年(942)とする伝承がある。
古くは「牛頭天王八王子宮」「祇園羽茂神社」とも称したが,明治になって地名を取って現社号とした。最近まで「八王子さん」と呼ばれていたという。
祭神は,須佐男神,天之忍穂耳命,天之穂日命,天津日子根命,活津日子根命,熊野久須毘神,多紀理毘売神,狭依毘咩神,多岐津毘咩神,櫛稲田媛神である。
また明治四十年(1904)に村内の多くの神社が当社に合併された。すなわち熊野神社(伊弉諾尊),小田原神社(伊弉諾尊),日吉神社(国常立尊),白山神社(伊弉冉尊),諏訪神社二座(建御名方命),尾平神社(鵜草葺不合尊),大山祇神社(大山祇命)である。さらに大正十四年に北野神社(菅原道真朝臣),昭和九年(1934)には日吉神社(倉稲魂命)も合併された。


拝殿はかなり大きい。中にある和船模型は奉納されたものだろうか。


古風な本殿は天明二年(1782)の再建という(『佐渡神社誌』など)。


境内に佐渡風の狛犬が一対ある。
鳥居の横には新潟県の有形民俗文化財(平成九年指定)の能舞台も建っている。
(新潟県佐渡市羽茂本郷)
2008.3.2