
松前神社(まつさきじんじゃ)は,旧畑野町の松ケ崎に鎮座する。一帯は佐渡海峡に突き出した岬状の地形になっており,本土との最短距離であるため,明治初期までは海上交通の要所として栄えたという。(松ヶ崎村は古くは羽茂郡に属したが,1955年に雑太郡畑野村(のち畑野町)に編入した。)
文永八年(1271),本土を目指した日蓮が暴風のため漂流し,近くの海岸に無事上陸したと伝える。
大和国の春日大社を勧請して創立されたが,時期は不詳である。祭神は天児屋根命,武甕槌命,経津主命,姫大神の四神で,かつては春日大明神とも呼ばれていたが,いつのころからか現社号で呼ばれるようになった。
明治六年(1873)に郷社に列せられた。


社殿は冬囲いが施されていた。拝殿内に「春日大明神」の額が見える。

本殿部分は比較的新しいようである。


社殿の向かって右手に北野神社(菅原道真朝臣)が建っている。彩色を施された本殿が見える。

左手には皇大神宮(大日孁尊)が鎮座する。
(新潟県佐渡市松ケ崎)
2008.3.2