
三宮神社は,旧畑野町の三宮に鎮座する。
一帯は縄文期の貝塚であることから,古い祭祀にかかわる神聖な場所だったとも推測される。しかしいつのころからか,佐渡に流罪となった順徳天皇の皇子を祭る神社だとする伝説が形成された。皇子は千歳宮成嶋親王と呼ばれている。ここから南西に300メートルの場所には順徳天皇皇子墓がある。
伝承では,順徳天皇は佐渡で二皇女(慶子宮,忠子宮)と一皇子(千歳宮)をもうけたので,皇子を祭る当社が「三宮」と呼ばれるのだともいう。(慶子宮を祭るとされる一宮神社は,当社の東1.5キロメートルにある。)


鳥居前の肥満体型の石狛犬が目を引く。どういうわけか吽形は後ろを振り返っている。



拝殿の両脇に境内社が祭られている。深山神社と北野神社である。
深山神社の祭神は右衛門佐局(順徳天皇の官女)で,右兵衛佐範経と左衛門大夫康光を配祀する。






異形の狛犬が一体ずつ控えている。木造だろうか。
(新潟県佐渡市三宮)
2008.3.3