新潟県神社探訪

神明宮諏訪宮(北蒲原郡聖籠町二本松〈にほんまつ〉)

聖籠町二本松の神明宮諏訪宮
神明宮諏訪宮は,JR(白新線)佐々木駅の北800メートル,二本松地区に鎮座する。
鳥居に「神明宮・諏訪宮」と併記された額束が掛かっている。しめ縄は北蒲原地区に特有の「めがね型」である。
天照皇大神を祭る神明宮は明暦元年(1655)の創立と伝える。諏訪社(建御名方命)との合併は寛保元年(1741)という。
二柱の主祭神のほかに水神社(美都波能女命)と山神社も合祀されているらしい。境内の石碑によると,1966年7月17日に加治川が破堤して両神社が被災したため,同年10月25日に当社に合祀したという。
神明宮諏訪宮拝殿神明宮諏訪宮本殿
拝殿の前に出雲型の狛犬が一対ある。銘によると,大正八年(1919)に奉納され,台座が昭和六十三年(1988)に改築されたらしい。
本殿は神明造りである。
神明宮諏訪宮拝殿彫刻神明宮諏訪宮拝殿彫刻神明宮諏訪宮拝殿彫刻
拝殿の木鼻と向拝の蟇股部分に材質の異なる彫刻が付いている。表情がおもしろい。

(新潟県北蒲原郡聖籠町二本松)
2008.3.23


聖籠町神社