新潟県神社探訪

熊野社(五泉市下戸倉〈しもとぐら〉)

五泉市下戸倉の熊野社
熊野社は,旧中蒲原郡村松町の下戸倉に鎮座する。
下戸倉集落の東側を城ノ入川が流れるが,その小川を渡った小高い丘の上が社地である。(集落の反対側には十二宮が鎮座する。)
「神社明細帳」(明治十六年)に「中蒲原郡下戸倉村字城口 無格社・熊野社」とある。祭神は伊弉冉尊で,下戸倉の産土神である。
もとは川岸に鎮座したが,洪水で社殿が崩壊したため寛永元年(1624)に現在地に遷したという。
大正十四年(1925)に字城口1433番地の天神社(菅原道真公)を合併した。
同じ高台の少し離れた場所には白山神社がある。
下戸倉の熊野神社拝殿五泉市下戸倉の熊野神社本殿
拝殿の裏が一段高くなっており,そこに小振りの本殿が建っている。
下戸倉の熊野神社拝殿彫刻下戸倉の熊野神社拝殿木鼻
向拝柱の木鼻。

下戸倉の熊野神社境内
境内の隅に,石祠や鳥居の額束(金毘羅大権現)が集められている。

(新潟県五泉市下戸倉1507番地)
2008.5.24


旧 村松町(大蒲原,十全地区)神社