諏訪神社は,旧栃尾市の来伝地区に鎮座する。
「ほだれ祭り」で有名なほだれ大神に近い。
「神社明細帳」(明治十六年)に「古志郡来伝村字上ノ原 無格社・諏訪神社」とある。
来伝地区のうちの下来伝の産土神で,健南方命を祭神とするが,創立の時期は不明である。
天正年間(16世紀末)に会津からの移住者が祭ったとも伝える。
明治三十七年(1904),字前田の大山祇神社(大山祇命)を合併した。
この地区には他に十二山神社,戸隠様,薬師様などの祠堂があったが,現在は当社に合祀されているという。
拝殿の細かい彫刻がよく残っている。
境内に石祠があり「十二山神社」の石塔がある。
参道途中に鳥居のある石祠があるが,祭神などは不明。
鳥居横の狛犬は一体しかない。
(新潟県長岡市来伝994)
2008.6.7, 2017.5.3, 2020.5.30