新潟県神社探訪

寒澤神社(長岡市寒沢〈かんざわ〉)

寒沢神社
寒澤神社(かんざわじんじゃ)は,旧栃尾市の寒沢地区に鎮座する。
栃尾の市街地から8キロメートルほど南に来伝川をさかのぼった場所である。
当社は,巣守神社と諏訪社が合併して社号を改めた神社である。
「神社明細帳」に「寒澤村字前田 無格社・巣守神社」「松尾村字金屋下 無格社・諏訪社」とある。
巣守神社は文政八年(1825)の創建で,祭神は大山祇命である。諏訪社は,嘉永三年(1850)の創建で,祭神は建御名方命である。
諏訪社の社地(松尾村字金屋下)が学校用地となったため,昭和三十八年(1963)に二社を合併して現在地に遷し,寒澤神社と改称した。
(松尾地区の鎮守としては医王神社がある。)
寒沢神社社殿
拝殿は最近補修されたようである。中越地震(2004年)後の改築であろうか。
コンクリートの高床は,豪雪に対応した構造であろう。
寒沢神社拝殿内部寒沢神社拝殿の天井絵
拝殿の天井には「二十四孝」が描かれている。
寒沢神社拝殿の額寒沢神社拝殿の木鼻
拝殿には合祀された神社のひとつ「巣守社」の額が掛かっている。(参道入り口の石鳥居の額束には「諏訪社」とある。)

寒沢神社狛犬(吽像)寒沢神社狛犬(阿像)
狛犬の年代は不明。

(新潟県長岡市寒沢)
2008.6.7


旧栃尾市南部(東谷,荷頃,入東谷,西谷,中野俣,半蔵金)神社