神明宮は,旧亀田町の鵜ノ子地区に鎮座する。JR(信越本線)亀田駅の西1.5キロメートルの位置で,かつての水田地帯が商業地区として急速に開けた場所である。
「神社明細帳」(明治十六年)に「中蒲原郡鵜ノ子村字腰付 無格社・神明宮」とある。
創立の時期は不明だが,伝承では,佐々木次郎左衛門なる者が天正八年(1580)にこの地を開墾し,自邸内に天照皇大神を祀ったのが起源とされる。
拝殿の扁額には「天照皇太神宮」とある。
本殿は覆屋で保護されているが,ガラスが割れていたので本殿をじかに見ることができた。神明造のようである
境内には鵜ノ子潟の主を祭る和多都美神社が建っている。
(新潟県新潟市江南区鵜ノ子2丁目)
2008.6.14