新潟市神社探訪

草薙社(新潟市江南区所島〈ところじま〉)

亀田町所島の草薙社
草薙社は,JR(信越本線)亀田駅の南2キロメートルに鎮座する。
「神社明細帳」(明治十九年)に「中蒲原郡城所村字屋敷浦 無格社・草薙社」とある。
旧亀田町の大字城所地区の一部の産土神であった。現在の住所は所島となっている。
祭神は日本武尊で,創立の時期は不明。弘化四年(1847)十月に焼失し,翌年の嘉永元年六月に再建された。
亀田町所島の草薙社拝殿草薙社拝殿
現在の社殿はおそらく嘉永元年再建時のものであろう。

草薙社狛犬(阿像)草薙社狛犬(阿像)
狛犬の台座には「明治四十四年八月二十日」と刻されている。
亀田の草薙社の境内
境内には巨木が多く,鬱蒼とした緑陰を形成している。

当社では8月8日に「百八燈」という伝統行事がおこなわれる。日が落ちると住民がろうそくを持ち寄り,千本のろうそくが境内に並ぶという。

(新潟県新潟市江南区所島1丁目)
2008.6.21


新潟市江南区(旧 亀田町〈亀田地区〉)神社