新潟県神社探訪

青山稲荷神社(柏崎市荒浜〈あらはま〉)

柏崎市荒浜の青山稲荷神社参道入り口
青山稲荷神社は,柏崎市の北部,刈羽村と旧西山町の境界近くに鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「刈羽郡荒濱村字青山 無格社・稲荷社」とある。
文禄四年(1595)の創立で,祭神は宇迦之御魂命である。
固有の氏子は少ないが広範な崇敬を集めているという。
「明細帳」によれば,当社は明治四十五年(1912)に荒浜村字中裏町の諏訪社(現・諏訪神社)に合併されたが,昭和四十三年(1968),宮司はじめ関係者により宗教法人としての認可を得て独立した。
昭和五十一年(1976)の原子力発電所建設にともなって現在地に移転した(旧社地は発電所の敷地にある)。
参道の入り口に豪勢な石鳥居(1976年)が設けられていたが,2007年7月16日の中越沖地震により損壊した。
柏崎市荒浜の青山稲荷神社参道
二本の参道が並行して社殿に続いている。
柏崎市荒浜の青山稲荷神社社殿青山稲荷神社社殿内部
現在の社殿は,昭和五十一年(1976)に遷座改築したものである。

旧青山稲荷神社社殿の写真
拝殿内に現在地へ遷座する前の社殿の写真が飾ってある。現在のものとは比較にならない簡素な神社であったらしい。

(新潟県柏崎市荒浜4丁目)
2008.7.19, 2017.4.15


柏崎市(荒浜,中通)神社