新潟市神社探訪

神明社(新潟市北区長場〈ながば〉)

北区長場の神明社鳥居
神明社は,旧豊栄市の南部の長場地区に鎮座する。社地の裏を駒林川が流れる。
「神社明細帳」(明治十六年)に「北蒲原郡長場新田字谷内 無格社・神明社」とある。
創立年月は不詳である。初め村内の別の場所にあり,明和年間(1764-71)に現在地に移転したとも伝える。
大正五年(1916)に天神社(菅原道真字臣)を合併し,大正七年には村社に昇格した。
なお「延喜式」所載の「旦飯野神社」(蒲原郡十三座の一)は「里飯野神社」の誤りで,当社をそれに当てる説もあるという(ただし当社とは別に,南方1キロメートルに里飯野神社がある)。
北区長場の神明社社殿
集落の中にあるが,境内はかなり広く静かである。
拝殿には「天照皇大神宮」と書かれた額が掛かっている。
長場の神明社拝殿向拝柱彫刻長場の神明社拝殿彫刻
拝殿の向拝に細かい彫刻が見られる。
長場の神明社本殿長場の神明社本殿
拝殿の背後に神明造りの本殿が建っている。

長場の神明社境内の稲荷社
境内の一隅に稲荷社(倉稲魂命)が祀られている。これは「明細帳」にも境内社として記載がある。

(新潟県新潟市北区長場2506)
2008.9.20


新潟市北区(旧 豊栄市〈長浦地区〉)神社