にいがた百景2
乙宝寺の境内に美しい三重の塔が建っている。 案内書きには村上藩主の村上義明(頼勝)が願主となり慶長十九年(1614)に着工し元和六年(1620)に完成した,とある。 村上藩は,二代藩主の忠勝が元和四年(1618)に改易となり丹波に流罪となったので,忠勝は三重塔の完成を見ていないであろう。 昭和になって解体修理され,建築時の姿がよく残っている。
(新潟県胎内市乙1112) 2008.10.18