諏訪神社は,旧三島郡与板町の本与板地区北部に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「三島郡本与板村字瀧谷 無格社・諏訪神社」とある。
勧請の時期は定かでないが,永禄年間(1558-1569)に別の場所から現在地に遷したという伝承があり,中世には既に祭られていたと思われる古社である。健御名方命を祭神とする。
明治四十五年(1912),字枯木島の石動神社(石古理登米命)を合併した。
石段を登り詰めると平坦な境内となり,簡素な社殿が建っている。
灯籠には昭和二年(1927)の銘がある。
向拝に龍の彫刻があり,「明治二十一年」の字が見える。この年に奉納されたものか。
狛犬は大正十五年(1926)十一月の奉納である。
(新潟県長岡市与板町本与板)
2009.1.18