にいがた百景2

三波春夫の銅像(長岡市塚野山〈つかのやま〉)

三波春夫の銅像
三波春夫(1923-2001)の銅像は,JR(信越本線)塚山駅の南西1キロメートルにある。
三波春夫は,本屋を経営する北詰幸三郎の三男としてこの地(旧新潟県三島郡塚山村塚野山→三島郡越路町塚野山→長岡市塚野山)で生まれた。父は村一番の美声だったという。
三波春夫の銅像(頭部)
浪曲師としてスタートしたが,歌に開眼して「チャンチキおけさ」で歌手デビューし(1957年),さらに浪曲と歌謡曲を融合した「長編歌謡浪曲」という独創的なジャンルを確立した(「あゝ松の廊下」「塩原多助」「俵星玄蕃」など)。
90年代にはハウスミュージックやラップに挑戦したり,最晩年には『平家物語』を歌謡浪曲化するなどの精力的な活動を続けた。
三波春夫名曲集東京五輪音頭を聴く
銅像の横に音の出る機械が置かれており,5曲を聴くことができる。思いのほか音質がよく,驚く。

(新潟県長岡市塚野山,JR 塚山駅から徒歩15分)
2009.5.4

三波春夫オフィシャルサイト


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