にいがた百景

夏井のはざ木(新潟市西蒲区夏井〈なつい〉)

夏井のはざ木(田植えの直後)
新潟平野の田園風景に欠かせないのが,はさ木(ハサギ,ハザギ)である。この並木を利用して刈り取った稲を並べ,天日に干すのである。
農業の省力化に伴い天日乾燥は珍しくなったが,独特の並木の景観がところどころに保存されている。
なお,「はざ木」「ハザ木」「はさぎ」「はざぎ」など,様々な呼称,表記があるが,ここ夏井の並木の公式名称は「夏井のはざ木」(ナツイノハザギ)のようである。
(はざ木の樹木名は,トネリコ Fraxinus japonica である。モクセイ科に属す。)
多宝山のシルエットとはざ木の並木
多宝山(633m)のシルエットに映える並木。

秋のはざ木

夏井のハサ木と稲穂
稲刈り直前のはざ木並木。
夏井のハサ木の夕景(秋)ハサ木に掛けられた稲
刈り取った稲穂をはざ木に掛けて乾燥させる。

夏井のはざ木(冬)夏井のはざ木(積雪期)
冬の角田山を望む。

(新潟県新潟市西蒲区夏井)
2009.5.9, 2009.9.20, 2010.1.10, 2011.8.28, 2012.2.13


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