十二社は,旧三島郡与板町の南中地区に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「三嶋郡南中村字川西 無格社・十二社」とある。鳥居の額には「三社宮」とある。
祭神は天照皇大神と大山祇命で,合殿で健御名方命を祀る。
南中の産土神で,創立年月は不詳であるが,文政八年(1825)再建の記録がある。健御名方命は再建時に合祀された。
冬囲いのため社殿の全貌は見えない。
拝殿の背後に少し離れて覆い屋で保護された本殿が建っている。
文久三年(1863)に旧本殿を拝殿とし,新たに本殿を建立したという。
小さな狛犬が本殿を護っている。
(新潟県長岡市与板町南中)
2009.11.28