白山神社は,旧三島郡和島村(さんとうぐんわしまむら)の阿弥陀瀬地区に鎮座する。
場所は与板(よいた)から小島谷(おじまや)に抜ける山道の途中である。
「神社明細帳」(明治十六年)に「三嶋郡阿弥陀瀬村字香ノ小田 無格社・白山神社」とある。
白山媛命を祭神とする阿弥陀瀬の産土神で,創立年月は不明である。
明治四十一年(1908),字寺谷の大物忌神社(大國主命),字上ノ山の熊野神社(素盞嗚尊,櫛稲姫尊,玉依姫命)を合併した。
参道の入り口に,昭和十二年(1937)に寄進された社号標が建っている。
石段の上に石鳥居が,さらにその奥に朱の鳥居が二基あり,その先に社殿が建っている。
拝殿の背後の少し高い場所に本殿が離れて建っている。
拝殿向拝部分の彫刻。
石段を上り詰めた所と拝殿前に,よく似た石狛犬が一対ずつ置かれている(年代不詳)。
(新潟県長岡市阿弥陀瀬)
2009.11.28, 2011.6.7