八幡宮は,旧北蒲原郡中条町の高野地区に鎮座する。JR(羽越本線)平木田駅の南西1.5キロメートルである。
「神社明細帳」(明治十六年)に「北蒲原郡高野村字八幡野 村社・八幡宮」とある。
貞永元年(1232)の創立で,品陀別尊を祭る高野地区の鎮守であった。嘉永六年に一帯を襲った大火で焼失し,安政年間(1854-1860)に再建した。
明治五年(1872)には村社となった。
明治四十一年(1908)に字天王の八坂神社(須佐男尊),字江添の神明宮(天照大御神),字山ノ神の山神社(大山祇命)を合併した。
大正五年(1916),もと神明宮が鎮座した現在地(字江添)に移転した。
社殿は,古い部材を残して修復されている。
拝殿の前に一対の狛犬が置かれている。
(新潟県胎内市高野524)
2010.4.4