熊野神社は,旧山古志村(古志郡)の種苧原集落の北に鎮座する。
初め十二神社で,大山祇命を祭神とした。「神社明細帳」(明治十六年)に「古志郡種苧原村字裏ノ山 無格社 十二神社」として記録されている。
明治四十一年(1908)に字裏ノ山の熊野神社(櫛御気野命)と字十二平の若宮神社(天照皇大神)を合併し,社号を熊野神社と改めた。
中越地震の後遺症か,境内の地面が水平ではないようだ。
拝殿の中に「熊野神社」の額のほか,「若宮大神宮・十二山神社」と書かれた額が掛かっている。
本殿は拝殿から離れた背後の高い場所に独立して建っている。
狛犬の台座には「明治四十三年八月」の刻銘がある。
境内から集落を眺める。
(新潟県長岡市山古志種苧原2544)
2010.5.2, 2014.10.12