新潟県神社探訪

諏訪神社(長岡市石内〈いしうち〉)

長岡市石内の諏訪神社
諏訪神社は,JR(信越本線)長岡駅の北1キロメートルに鎮座する。
極楽寺(時宗)に隣接する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「古志郡石内村字入村 無格社・諏訪社」とある。
祭神は健御名方命で,合殿で菅原道真朝臣を祀る。
長岡市石内の諏訪神社長岡市石内の諏訪神社
拝殿から少し離れて本殿(コンクリート?)がある。

合祀されている天満宮については不思議な伝承がある。

菅原道真公が筑紫に左遷された時(901年)に描いた自身の絵像が、佐渡の相川町(?)の大願寺境内に残されていたが、元和年間(1615-1623)に河村彦左衛門なる者の霊夢に「吾は古志郡石内村に遷る」というお告げがあった。
いっぽう、ここ石内の極楽寺の僧・文阿弥も同じ夢を見たが、その翌日、堂前の梅の木に絵像と「難事」の二字が掛かっていた。これによってここに天満宮を勧請して祭ることになった。(神社明細帳による)

(新潟県長岡市石内2丁目5-38)
2010.5.15


旧 長岡市(市街部)神社