大山祇神社は,JR(羽越本線)村上駅の東4キロメートルに鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「岩船郡下相川村字屋敷添 無格社・大山祇神社」とある。
祭神は大山祇命で,下相川の産土神である。明治十八年(1885)に村社格を得た。
明治四十年(1907)に村内の稲荷神社(倉稲魂命)を合併した。
「明細帳」は境内社の神明社(天照皇大御神)を記録するが,今は見えない。本社に合併されたのであろう。
拝殿は部分的に補修されており,瓦葺屋根も新しい。
拝殿の額には「大里山神」と書かれている。
境内は深い緑に囲まれている。
(新潟県村上市下相川)
2010.7.10