にいがた百景

住吉行列(新潟まつり)

住吉行列の水上みこし渡御
住吉行列(すみよしぎょうれつ)は,新潟まつりの一環の行事である。
かつて下町(しもまち)に祭られていた住吉神社(湊元神社〈つもとじんじゃ〉)の祭礼を起源とする行事である。享保十一年(1726)に行列が始まり,寛保三年(1743)ころには町全体の祭りに発展したという。
その後,住吉神社自体はしだいに衰微し,明治四十二年(1909)に一番堀通町の白山神社 に合祀されたが,住吉神社の祭りだけは,現在も新潟まつりの一部として盛大におこなわれている。
神輿の出航神輿の出航2
神輿の船のほか多くの漁船が伴走する。
神輿を船からおろす神輿を行列の船に乗せ代える
「水上みこし渡御」を終え,船から神輿を降ろして陸上用の船に乗せ代え,古町通りの約1キロの道を,御座船,子供みこし,古町芸妓連などの華やかな行列が進む。(→住吉行列の後半

新潟まつりの最終日におこなわれる 花火大会(川開き) も有名である。

御座船に載る神輿は普段は白山神社の境内に置かれている。(→白山神社境内住吉殿

(新潟市中央区古町通,JR 新潟駅から徒歩40分)
2010.8.7, 2011.8.6


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