旧小澤家住宅（新潟市中央区上大川前通十二番町〈かみおおかわまえどおりじゅうにばんちょう〉）

旧小澤家住宅（きゅうおざわけじゅうたく）は，上大川前通12番町に保存されている新潟市の文化財である。
小澤家は江戸時代の後期から長く続いた商家である。はじめ米穀商として，明治以後は海運や倉庫業など事業を拡大した。
道具蔵には火災による焦げ跡があり，明治十三年（1880）の新潟大火以前の建造物だと思われる。
明治四十二年（1909）竣工の家財蔵をはじめ，かつての豪商の邸宅の姿を今によく伝えている。

道具蔵前の土間と中庭。

茶の間から庭園を望む。

平成十四年（2002）に，小澤家から土地と建物が新潟市に寄贈された。新潟市は，十八年（2006）に文化財に指定して補強工事をおこない，2011年7月から一般公開されている。

（新潟市中央区上大川前通12）
2011.7.3

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