八幡神社は,旧南蒲原郡中之島町の真弓地区に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「南蒲原郡真弓村字村浦裏 無格社 八幡神社」とある。
天福二年(1232)に創立された産土神で,祭神は誉田別尊である。
境内の石碑によると,天福元年(1231)に当村が開発され,その翌年に当社が創立された。
明治四十二年(1909)に道祖神社(八衢比古命)を合併した。
拝殿はそれほど大きなものではないが,細部の装飾が凝っている。
脇障子も設けられている。
「護国型」の狛犬は昭和十二年(1937)の奉納である。
(新潟県長岡市真弓)
2011.10.15