三社宮は,新関駅(JR磐越西線)の東北東1.2キロメートルに鎮座する。
「神社明細帳」に「中蒲原郡羽下村字道西・無格社・諏訪神社」として記録されているのが当社であろう。
「明細帳」によると,祭神が天照皇大神,健御名方命,豊宇気毘売命の三柱である。それによって現社号に改めたと思われるが,詳細は不明。
かなり大きな入母屋造の拝殿に「三社宮」の額が掛かっている。
拝殿の背後に少し離れて流造の本殿が建っている。
「明細帳」には境内社が四社記録されている。金刀比羅神社(崇徳天皇),神明宮(天照皇大神,素筒男命,櫛甕魂命),清社(素盞雄命),金刀比羅神社(崇徳天皇)である。このうち神明宮は旧浦沢村の産土神である。
参道途中の右手に境内社が建っているが,社号を示すものはなく,「明細帳」記載のものとの関係も不明。
(新潟県五泉市羽下)
2011.12.3