新潟市神社探訪

神明宮(新潟市秋葉区竜玄〈りゅうげん〉)

小須戸町竜玄の神明宮社頭
神明宮は,JR(信越本線)矢代田駅の北2キロメートルの竜玄地区に鎮座する。
明治十六年の「神社明細帳」によると,初め竜玄新田には,字下腰付に諏訪神社が,字腰付に神明宮が鎮座したが,諏訪神社は明治四十年(1907)に神明宮に合併されて消滅した。
「明細帳」に記された地番から考えても当社は神明宮のはずだが,鳥居の額束には「諏訪神社」とある。詳細は不明。
神明宮は文化年間(1804-1817)の創立とも伝え,天照皇大神を祭神とする竜玄新田の産土神である。諏訪神社は健御名方命を祭神とする。
また「明細帳」には,神明宮の境内社として諏訪神社(健御名方命)を記録しており,さらに事情が錯綜している。
小須戸町竜玄の神明宮社殿小須戸町竜玄の神明宮社殿細部小須戸町竜玄の神明宮社殿細部

小須戸町竜玄の神明宮燈籠
石灯籠には「明治三十六年」の刻銘がある。

(新潟県新潟市秋葉区竜玄)
2012.6.24


新潟市秋葉区(旧 小須戸町)神社