十二社は,JR(飯山線)津南駅の南西12キロメートル,出浦(いでうら)地区に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「中魚沼郡結東村字仲ノ原 無格社・十二社」とある(初め結東村に属したこの地区は後に宮野原村に編入された)。
伝承では,寛政六年(1794)に「結東村ノ内出浦部落十四戸ノ産土神」として創立されたという。祭神は大山祇命である。
社殿の建築時期は不明だが,手の込んだ彫刻で飾られている。
境内に記念碑がある。左は「中沢隧道」の完成記念碑(昭和二十八年),右は大正四年の碑で,上部が欠落している。
集落北端から社地を眺める。
集落のはずれに建つ上郷小学校出浦分校の校舎(現在は廃校)。
(新潟県中魚沼郡津南町上郷宮野原未534)
2013.6.8