道祖神社は,JR(信越本線)荻川駅の南南東1キロメートル,能代川の左岸に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「中蒲原郡結新田字内畑 無格社・道祖神社」とある。
元和九年(1623)の創立で,結地区の産土神である。
祭神は八衢比古命と八衢比賣命である。
道祖神が集落の産土神として祀られるのは全国的にも珍しいとされる。
拝殿はかなり大きい。
本殿は拝殿から離れて建っており,中間に橋が架かっている。
本殿右の寄り添うような姿の二本の木は「円満の木」と呼ばれ,縁結びなどのご利益がある。
境内社が二社ある。創立はいずれも本社と同時である。
本社の左に稲荷神社(宇迦魂命)がある。
庚申神社は猿田彦命を祀っている。
(新潟県新潟市秋葉区結48)
2015.2.21