神明社は,旧吉川町役場の東南東1.2キロメートルに鎮座する。社地は小高い丘になっている。
「神社明細帳」(明治十六年)に「中頚城郡東鳥越村字左屋敷 無格社 神明社」とある。
大日孁貴尊を祭神とする東鳥越の産土神であるが,創立年月は不詳である。
初め別の場所に石祠で鎮座したが,大正五年(1916)現在地(字清水屋敷)に移転した。
石段を登ると比較的広い平坦地となっており,社殿が妻入りで建っている。
社殿は大正五年の移転後の建築であろうか。
境内に石祠が二基保存されているが,祭神などは不明。
社殿の前から境内を見渡す。
(新潟県上越市吉川区東鳥越246番地)
2017.6.10