神明社は,長岡市役所栃尾支所(旧栃尾市役所庁舎)の東北東1.8キロメートルに鎮座する。
「神社明細帳」(明治十七年)に「古志郡吉水村字妻之神 無格社 神明社」とある。
吉水の産土神で,宝暦元年(1751)の創立である。明治九年(1876)に再建された。
祭神は天照皇大神である。
鳥居の先に社殿があるが,その右奥にも同規模の社殿がある。
境内の「頌徳碑」によると,この地の開拓に功のあった住安定右衛門(1690-1762)と佐藤源次郎(1706-1796)を村民が追慕して「吉水神社」を創立して祭ったという。
これは吉水神社の社殿であろうか。
境内に石祠や「頌徳碑」「當村開發元祖定右衛門之碑」などが並んでいる。
石祠は「明細帳」が記録する境内社の稲荷神社(倉稲魂命)であろうか。
社頭から南西方向を望む。
(新潟県長岡市吉水694)
2018.7.8