新潟市神社探訪

赤塚神社(新潟市西区赤塚〈あかつか〉)

赤塚神社正面
赤塚神社は,JR(越後線)越後赤塚駅の西2キロメートル,赤塚小学校の隣に鎮座する。
「神社明細帳」(明治十六年)に「西蒲原郡赤塚村字屋敷添 村社・伊弉那岐神社」とある。
赤塚の産土神であるが,創立年月は不詳。祭神は伊邪那岐尊である。
もと別の場所に鎮座したが,寛治年間(1087-1094)の津波のため現在地に移転したという。
明治五年(1872)に村社となり,明治十三年(1880)に「赤塚神社」と改称した。
同四十年(1907),字嶋畑の宗像社(多紀理姫命,市杵島姫命,多岐都姫命)と字茶畑の山祇社(大山祇命)を合祀した。
赤塚神社拝殿正面赤塚神社拝殿扁額
境内はかなり広く,古い狛犬や灯籠があり,社殿(明治四十四年再建)も大きい。
社号額は土方久元(ひじかた ひさもと,1833-1918,土佐藩士,宮内大臣,國學院大學長)の揮毫である。
赤塚神社本殿
本殿(覆屋)はかなり大きいが,見ることができない。
赤塚神社境内稲荷社赤塚神社境内社
社殿の左右にそれぞれ境内社がある。「神社明細帳」が記す境内社は粟島社(大己貴命,少彦名命)の一社である。
社殿に向かって左の小祠の前に「開運稲荷大明神」と刻された灯篭が建っている。


参考(2003年4月)

赤塚神社正面

(新潟市西区赤塚2709)
2003.4.7, 2017.4.28


新潟市西区(赤塚地区)神社