今代司酒造（新潟市中央区鏡が岡〈かがみがおか〉）
地酒で有名な新潟だが，新潟市の市街地には酒造会社は，あまり多くない。
ここ今代司（いまよつかさ）酒造は，新潟駅から歩いて行ける距離にある蔵元。創業は江戸中期で，飲食業，旅館業，酒販業などを経て，明治中期に本格的に酒造りを始めた。
仕込みの水はすべて五泉市の菅名岳（すがなだけ）から運び，製造する酒はすべて純米酒という，こだわりの酒蔵である。
事前に申し込めば，無料で蔵の見学ができる。
運がよければ「もろみ」から原酒を絞っているところに出くわす。
蔵の中には，出荷を待つ新酒の貯蔵タンクや，かつて人力だけで酒造りをしていた頃の珍しい道具類が並んでいる。
「木桶仕込み 純米大吟醸」が眠る桶。
かつて敷地内に独立して建っていた売店は，道路の拡張工事で姿を消した。
（1999年の写真）
（新潟市中央区鏡が岡1-1：JR 新潟駅から，徒歩20分）
1999.2.16, 2012.1.21, 2015.1.5
→今代司酒造株式会社（公式サイト）