新潟市神社探訪

愛宕神社(新潟市中央区古町通〈ふるまちどおり〉)

愛宕神社(古町)
愛宕神社は,古通町の入口近く,二番町に鎮座する。
「神社明細帳」に「新潟区古町通弐番町 村社・愛宕神社」とある。
慶長年間(1596-1614)に京都の愛宕神社から分霊したのが発祥という。
創立時は新潟浜村(関屋)に鎮座したが,明暦(1655-58)に現在地に遷ったという。
明治五年(1872)に村社に列せられた。
祭神は,伊邪那美尊,火産霊神,天熊大人である。
長岡藩主(牧野家)の信仰も篤く,「愛宕さま」として親しまれてきた。
愛宕神社拝殿愛宕神社拝殿彫刻
本殿・拝殿は新潟市内でも有数の古さを誇り,ことに本殿は1700年代前半の建築と推定され,増改築の痕跡もほとんど見られないという。
愛宕神社は,防火の神として全国的に信仰されて,各地に講が組織されている。
古町通りの北方(十一番町)は,もうひとつの有力な火伏の神である秋葉神社が守っている。
参道右手に稲荷神社が祭られている。また拝殿左脇には佐倉(千葉県)から分霊した口之神社が鎮座する。

(新潟市中央区古町通二番町495乙,JR越後線白山駅から徒歩15分)
2003.9.23,2004.1.1,2005.7.19

参考:愛宕信仰とは?

新潟の神社 古町愛宕神社(公式サイト)


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