新潟市神社探訪

諏訪神社(新潟市東区牡丹山〈ぼたんやま〉)

牡丹山の諏訪神社社頭
諏訪神社は,JR新潟駅の東北東3キロメートルの牡丹山地区に鎮座する。「牡丹山神社前」というバス停が設置されている。
「神社明細帳」(明治十六年)に「越後國中蒲原郡牡丹山新田字北澤 無格社・諏訪社」とある。
健御名方命を祭神とする産土神であるが,創立の時期は不明。
牡丹山の諏訪神社
社殿は立派である。境内は広く,巨木も多く,盛夏には快適な緑陰を形成する。
境内から円筒埴輪が出土しており,この場所に大和政権にかかわりの深い古墳(五世紀前半の円墳)があったと推測されている。
大和朝廷が設置した軍事・行政施設である「渟足柵」の推定地である河渡(こうど)や王瀬(おうせ)地区も,当社の近くである。
牡丹山の諏訪神社拝殿細部牡丹山の諏訪神社拝殿内部

牡丹山の諏訪神社狛犬(吽像)牡丹山の諏訪神社狛犬(阿像)
古い狛犬(明治三十二年)もある。表情や体型が寄合町の金刀比羅神社の狛犬によく似ている。

(新潟市東区牡丹山3丁目14-38,JR新潟駅から徒歩35分)
2003.4.24, 2014.10.19


新潟市東区(石山地区)神社