にいがた百景

ラムサール条約の登録地・佐潟(新潟市西区赤塚〈あかつか〉)

佐潟の夕景
今は広大な水田が広がる新潟平野も,かつては洪水を繰り返す低湿地帯で,舟に乗って田植えをしていた。
その後,土地改良事業によって乾田化が進み,洪水の被害も少なくなった。
排水事業が進んだ新潟平野のところどころに,かつての湿地のなごりが「○○潟」として点在する。
角田山や弥彦山を望む,風光に秀でたこの佐潟(さかた)一帯は,かつては入り江で船着き場だったが,十一世紀末の大地震と津波で地形が変化して潟となったという。
冬の佐潟

初冬の佐潟佐潟の白鳥
今,潟にはコハクチョウやヒシクイが飛来し,珍しいオニバスの群生も見られる。

御手洗潟(みたらせがた)

御手洗潟
佐潟に隣接する御手洗潟もまた貴重な湿地を残している。
近くに「延喜式」の「船江神社」に比定される神明宮が鎮座する。

(新潟市西区赤塚:JR 越後線 赤塚駅から徒歩40分)
2002.11.10, 2009.8.23, 2012.2.13


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