おおいた百景

天台宗の古刹のある霊山(りょうぜん)

標高は596メートルにすぎないが,大分平野の南端でひときわ秀でた山容を誇る。古くから信仰の対象であった。とりわけ南大分地区に住む人々にとっては,朝夕なれ親しんでいる山といえる。
霊山
中腹に天台宗の古刹,飛来山霊山寺(ひらいさんりょうぜんじ)がある。和銅元年(708)ころ,豪族の田尻七郎が夢のお告げによって草堂を建てたのが起原だという。鎌倉時代には武家の信仰も集め栄えたらしいが,南北朝期の動乱や幕末の戦火などを経て,多くの文物は失われた。現存の山門は,配流の身であった松平忠直の寄進と伝えられる。

写真は豊後国分寺跡付近(現,大分市歴史資料館)から撮ったもの。

1997年8月23日


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