大分市の住吉神社は,春日神社の東方500メートル,住吉川に面して鎮座する。
伝承によると,住吉神社はもとは瓜生島(うりゅうじま)の沖の浜にあったが,慶長元年(1596)の大地震と津波によって瓜生島が一夜にして水没した。よって神社を浜に移して再興したという。
本殿は流造である。
拝殿の横に社殿がある。正面には「蘆崎神社」,側面には「太神宮」とある。
境内に狛犬が一対置かれている。台座の刻銘は安永八年(1779)で,「石工 大坂長堀石濱 岡田屋治兵衛」と刻されている。
境内には同じ安永八年奉納の石灯籠もある。
(大分県大分市住吉町2丁目,JR 大分駅から徒歩20分)
2003.11.13, 2010.2.15