大尾山(おをのさん,50m)に鎮座する護皇神社(ごおうじんじゃ)は,宇佐神宮の境外末社である。
ここ大尾山は和気清麻呂が道鏡排除の神託を得た聖跡である。神託がくだった山頂には八幡神を分霊した大尾神社が鎮座する。
明治三年(1870年),山頂を少し下ったこの場所に和気清麻呂を祀るために創立されたのが当社である。
清麻呂を祭神とする京都市上京区の護王神社を勧請したのであろうか。
神社の近くに,東郷平八郎(元帥大勲位,1848-1934)の筆になる「和氣公之碑」が建つ。
(大分県宇佐市南宇佐 ,JR宇佐駅より徒歩30分)
2003.11.14, 2017.6.14