霜凝神社(しもごおりじんじゃ)は,JR日豊線・牧駅の南西1キロメートルに鎮座する。社頭東向き。
建男霜凝社(たけおしもごりしゃ)ともいう。
祭神は健男霜凝日子大神(タケヲシモコリヒコノオホカミ),豊玉姫命,彦五瀬命の三柱。
伝承によると,はじめ東方の権現山に鎮座していたが,建久四年(1193)にこの場所に遷座し,以後,村の氏神として信仰された。
天正十四年(1586)に島津軍の兵火にかかって焼失し,慶長四年(1599)に再建した。
明治二十三年(1890)にも火災にあい,同二十六年に再建された。さらに平成六年(1994)に老朽化した社殿を改築した。
なお,祖母山の北麓(大分県竹田市神原)に健男霜凝日子神社(延喜式内社,旧県社)が鎮座する。健男霜凝日子大神,豊玉姫命,彦五瀬命ほかを祭っている。
境内末社として天神社(菅原道真公),宮地嶽社(宮地嶽三柱大神),大将軍社(保食神)が鎮座するほか,写真の
鵜土神宮別宮(鵜葺草葺不合命)が祭られている。
(大分市下郡北2丁目,JR牧駅より徒歩15分)
2005.3.31