大分市神社探訪

正八幡社(大分市曲〈まがり〉)

大分市曲の正八幡社
曲の正八幡社は,滝尾駅の南西1.5キロメートルに,南向きに鎮座する。
伝承によると,建治三年(1277)に,白鷺がこの地に飛び来たり,宇佐八幡宮と書かれた旗が残されていた。これを奇瑞とした村民が豊前の宇佐八幡宮から分霊してこの地に祠を建てて祀ったのが起源という。
嘉永六年(1853)に本曲村・今曲村の庄屋と村民が談合して神殿を改築し,さらに文久四年(1864)に社殿の造営と宮地の整備をおこなったとされる。
主祭神は応神天皇・仲哀天皇,神功皇后の三柱である。
正八幡社拝殿正八幡社拝殿

正八幡社境内社
主祭神のほか,境内社が多い。金刀比羅社,天満宮,秋葉社,大歳社,大将軍社,水天宮社,天満宮社,蚕業神社,猿田彦社が記録されている。
正八幡社鳥居正八幡社狛犬
社殿前の鳥居は風変わりな様式である。狛犬は大正十三年(1924)。

(大分市曲,JR滝尾駅より徒歩20分)
2005.4.1


大分市(滝尾,東大分,日岡地区)神社探訪