大分神社探訪

八坂神社(由布市挾間町下市〈はさままちしもいち〉)

挾間町下市の八坂神社
八坂神社は,下市神社とも呼ばれ,挾間町の下市地区に鎮座する。
社地は初瀬井路に沿った崖の中腹で,急な石段の上に社殿が建っている。
下市地区に鎮座する祇園宮(茂八屋敷),大将軍社(平山),稲荷社(稲荷坂)の三社を明治二十八年(18950)に合併して当地にまつったのが当社である。このうち祇園宮は天保二年(1831)の創建と伝える。
祭神は素盞嗚命,太田命,崇徳天皇,保食神,磐長姫命,倉稲魂命,大宮女命,大物主命,軻遇槌命である。
挾間町下市の八坂神社拝殿拝殿内部
八坂神社本殿

八坂神社本殿裏猿田彦神の石塔
社殿の脇にさらに急な石段が続き,登り詰めた狭い場所に祇園牛頭天王宮の石祠が祭られている。
猿田彦の石塔も立っている。
町史は,末社として宇曾神社と金刀比羅宮を挙げている。

(大分県由布市挾間町下市)
2006.12.18


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