山神社（由布市庄内町東長宝〈しょうないちょうひがしちょうほう〉）

山神社は，庄内町東長宝の五福地区に鎮座する。
天文四年（1535）の創立と伝える。はじめ社地は碗ノ石という場所であったが，明治二十七年（1894）に現在地に遷座したという。
祭神は，大山祇命，倉稲魂命，日根野織部正霊神である。うち日根野織部正（ひねのおりべのしょう）とは，豊後府内藩主の日根野吉明である。宝暦十三年（1763）に，当社の境内に祭られたという。

灯籠が二対あり，うちひとつには「文化十二年」の刻字がある。

狛犬の台座には「昭和十七年十月」とある。

（大分県由布市庄内町東長宝）
2007.3.29

庄内・挾間地区神社探訪