大神峯神社(おおがみねじんじゃ)は,別府市内成の御苑地区に鎮座する。場所は高崎山の裏,旧挾間町との境界に近い。
伝承によると,往古,当社は大山津見命を祭っていたが,元慶元年(877)に大神比義の子孫の大神道国が宇佐八幡宮を勧請したという。
現在の祭神は最初の祭神の大山津見命のほか,足仲彦命,誉田別命,仲比売命,大鷦鷯命,武内宿禰,菟道稚郎子命,息長足姫命である。
石段途中の鳥居の額束には「八幡宮」とある。
拝殿向拝の蟇股には「大」の字が見える。大神氏に由来するのであろうか。
拝殿の背後に流造りの本殿がある。
境内の一角に老樹があり,根元に「一ノ森ノ神 御祭神 大神比義命」と刻された石碑がある。
(大分県別府市大字内成543)
2007.12.9