荒木神社は,JR湯布院駅の西北西1キロメートルに鎮座する。由布院町荒木地区の鎮守である。
交通量の多い県道216線(別府湯布院線)に面して石の鳥居(明治三十年)が見える。
荒木地区にはかつて,四辻,小久保,下村にそれぞれ鎮守が祭られていたが,明治になって現在地に合祀・遷座したという。
境内に遷座の経緯を記したと思われる石碑が建っているが苔むして判読ができない。かろうじて「元村社 天満社」「元村社 三神社」「元村社 天満社」などの字がみえる。これらを合祀し,地名をもって社号としたのであろう。
百六十段ほどの一直線の急な石段を登る。
入母屋造りの拝殿の背後に本殿の覆屋が見える。
拝殿に上がれば,本殿を見ることができる。
(大分県由布市湯布院町川北)
2007.12.10