生目神社(いきめじんじゃ)の旧社地は,JR日出駅の東500メートル,川崎橋の前にある。
神社明細帳によると,安政三年(1856)に川崎村の笠置惠助と日出村の大塚増右衛門の二人が日向から(現在の宮崎市の生目神社)勧請したという。祭神は平景清である。
1966年の道路拡張工事により,鳥居をくぐる正面の参道が削り取られ,珍名所として人気があった。
拝殿の背後に流造りの本殿が建っている。
本殿の両脇には,英彦山神社と尺間神社が祭られている。
平成二十三年(2011),境内前の道路の拡張により社地が大きく削られることになり,400メートルほど北,川崎小学校近くに遷座した。
(大分県速見郡日出町大字川崎987)
2007.12.11