大分神社探訪

天満社(日出町八日市)

日出町八日市の天満社正面
天満社は,JR暘谷駅に西500メートル,国道10号線と旧道の三叉路近くに鎮座する。菅原神を祭神とする。
由緒について「神社明細帳」は「不詳」とするが,今,境内に丁寧な説明の看板がある。それによると,往古は畠中村という所に祭られていたが,宝永二年(1705)に当地の富豪・平兵衛の寄進によって現在地に遷座し,八日市町の氏神として尊崇を集めた。明治六年(1873)に村社となった。
明治十九年(1886)に神殿を建築,昭和八年(1933)に神殿と拝殿の修築をおこなった。昭和五十六年(1981)に国道の拡幅にともなって建造物などを移転新築した。
宝暦七年(1757)と明治四十三年(1910)の石鳥居がある。
日出町八日市の天満社日出町八日市の天満社本殿
日出町八日市の天満社境内
境内の隅に石祠が集められている。
案内板によると,養蚕神(白機大神,稲荷大神,大玉大神),若宮八幡,大国主命,蛭子宮,天満宮天神,多賀明神の石祠があるという。

(大分県速見郡日出町八日市2492-1)
2007.12.11


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